2010年3月20日土曜日

タイムアウト

我が家の子供の事ですが、実は小さい時にタイムアウトという事をしないで育てました。別にこれといった理由もないのですが、自分もそんな方法で叱られたこともなく、なんとなくアメリカぽいな・・・というぐらいの感覚で、せずにここまで来てしまったという事でしょうか。

が、先日超が付くほど面白い番組を見ました。タイトルはずばり、Super Nanny。
躾に手を焼いている家庭をスーパーナニーの女性が訪問して、子供の様をじっくり観察。その後お母さんに躾の仕方を指導していくといういうもの。最初見た時、この女性がホントおばちゃんって感じの方で、えっ~と思いましたけど、これが凄い! ビシバシとお母さんの躾の甘さを指摘して、こうしろああしろと、手取り足取りの指導。アメリカ人の若いママは途中切れてFワードと思われる言葉で反撃、なんて場面もあって、アメリカっぽくて笑えるんです。

番組を見ていて気づいたのは、とにかく悪いことをしたら即子供部屋へタイムアウト。当然子供は部屋を抜け出して来るので、又連れて行く。子供が全く言う事を聞かないので、そのお母さんは10回以上は行ったり来たりしたでしょうか。もう親と子供の根競べ状態でした。が、ここまでお母さんが粘ると、だんだんと子供に変化が出てくるんです。お母さんが言いなりにならないとわかると、最後は子供が諦めて抜け出さなくなりました。正にお母さんの粘り勝ちです。

これは使えると思い、さっそく次男に応用してみました。先日、勉強中の態度があまりにも悪い時に、ガレージにタイムアウトしてみたんです。なぜガレージかって言うと、このドアはオートロックになっていて、外からは開かないからです。はい、もう部屋なんて甘い手は使えません、9歳ですから。なんでも、タイムアウトは年齢X1分が適正な時間とか。うちの子は9歳なので9分。初めて使った時は、行ったり来たりを3回する事に。1回目は当然無理やり連れて行きました。出てきて宿題をするもまだ態度が悪いので2度目のタイムアウト。これも無理やりに近い状態でガレージへ引っ張って行きました。2回目出て来てもまだ反抗的な態度で勉強。3回目のタイムアウトを告げると、ここで初めて「あっ・・・」と自分の態度に気づいたような表情をして、自分から素直に行きました。

このタイムアウトの良い点は2点に尽きると思いました。
①自分の悪い点に自分で気が付く
②冷静に考え反省する時間がある

我が家の子供ぐらい大きくなると、どんなに親がわめきちらしても、結局のところ子供が気が付かないと直らないんですよね。そういう意味では、小さい時からタイムアウトを使って、《冷静に考える反省の時》を与えるのは効果的だなと感じました。時間はあくまでも年齢X1分で。
皆さんもぜひ試してみてください。他の方法を試している方もぜひコメントください。

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